消防団・消防・災害現場などでは、緊急性や確実性を必要とされる場面が多いため、災害などの緊急時でも、確実に通信ができ、誰でも簡単に操作できる無線機が適しています。
また、屋外での活動が主となるため、IPX7以上の防水・防塵性能があると安心です。
また、毎日の業務での使用は勿論のこと、地震や火事などの災害時・緊急時に、お客様や従業員の安全を確保する為の連絡用として利用することも出来ます。
緊急時や非常時でも、安定した通信が確保され、スムーズな連携が取れることで、災害時の被害を最小限に抑えやすくなります。
無線機によっては、音声通話機能と同時に端末の位置情報を管理するGPS機能や、カメラ付の端末などもあります。
緊急時には、音声通話よりも画像や位置情報を共有したほうが簡単に情報共有できる場面も多く発生します。
現場の状況に応じて最適な情報共有ができるように、そういった機能を搭載した無線機を選ぶこともおすすめです。
使用するシチュエーションや通信範囲に応じて、最適な無線機を選びましょう。

無線機を使用する団体に応じて、使用可能な無線機や、適した無線機の種別は異なります。
消防団では、デジタル簡易無線登録局、デジタル消防救急無線システムに対応するデジタル消防救急無線受令機などが、おすすめです。
ほとんどの機種がIP57以上の防水・防塵性能を備えている種別のため、どの機種を選んでも、緊急時や非常時のハードな環境下で安心して使用できます。
消防署や消防本部などでは、消防署の指令を受信できるデジタル消防救急無線システムがおすすめです。
災害現場で自治体や支援機関が使用する無線機としては、数kmの範囲内であればデジタル簡易無線が使用できますが、近年ではIP無線機や、画像・ショートメッセージの送受信、GPS機能も備えたMCAアドバンス対応無線機の使用が通信範囲も広域でおすすめです。
MCAアドバンスの特徴として、通常の携帯キャリア網とは別の、使用者が限定された通信網を利用するため、災害時でも通信制限がかからず、安定した通信が可能になります。
パブリックセーフティの観点をもとに作られたシステムですので、災害時の公共安全を守るために大変使いやすいシステムとなっています。
しかし、MCAアドバンス対応無線機やIP無線機に関しては、毎月の利用料が発生する機種ですので、導入する際には、事前に予算組みをしておくことが大切です。
また、デジタル消防救急無線受令機は個人での購入はできません。
例外的に所轄の消防署の許可を得た消防団や自治体などは購入可能ですので、購入の際には、事前に所轄の消防署に相談が必要です。
事前の無料お試しが可能なIP無線機やデジタル簡易無線など多くの機種を取り揃えておりますので、実際に使ってみて、通信距離や使い勝手を確認した上で導入するのがおすすめです。