生命保険、損害保件とを問わず、保険金不払い問題を新聞・雑誌・TVで見聞きしない日は少ないような状況が続いています。
保険金不払いと一括りにされていますが、多くは保険自由化により多様化した特約を支払いの際に見落としてしまうことにより生じた不払いです。それに対し本来、支払われるべき保険金を保険約款の保険会社に都合のいいような拡大解釈により保険金を支払わなかったり減額したり、更には屁理屈に近い理由による不払いもあるようです。
保険各社、業界としても再発防止策を色々と講じていますが、特約等のうっかり支払い漏れは、ある程度の改善は期待できると思いますが、約款解釈や屁理屈に近い不払いは各社の姿勢によって差がでるところだと思います。
保険金支払率を下げることは保険会社として最優先事項の一つであり、支払率が低ければ保険料を下げることも可能ですし、利益を上げることこは会社としての使命と言うべきでしょう。
営業部門では事故率の少ない優良契約を集め、モラル上問題のあるような契約を引き受けない。また、査定部門では被保険者や被害者の不当な請求を退け、本来支払うべき保険金を適正に支払うということが保険会社として重要な業務です。
しかし、競争がいっそうの激しさを増す保険業界で、保険金支払を減らすことは、収入保険料(売上げ)を上げることに並ぶ優先事項です。支払額や過失割合を下げられれば査定担当者や査定店の成績にもなる事も多いようで、これらが無理な不払いが起こる温床になっていることは否めません。
会社から保険金支払低減のプレッシャーを受ける査定担当者の資質とあいまって、契約内容を契約者がよく理解していないケースが多い保険契約の特殊性という問題もあり、保険金不払い(不当な減額)は今後もなくなるとは思えません。
保険金支払に関して疑問のある場合は、信頼の置ける関係者・代理店に相談するか、心当たりのない場合、保険会社には「お客様相談センター」のような部署があるので、問題点・疑問点をきちんと整理してから、問い合わせるのがとても有効な手段だと思います。ファイナンシャルプランナー、弁護士、多くの保険関係者・代理店も保険金支払・査定に関しては信頼が置けないでしょう。

























