45 終身医療保険は本当に必要?

更新日:2001/03/08

 平第3分野の保険の自由化により生損保業界において、外資系・国内各社を問わず医療保険の争奪戦が続いています。

ユーザーにとっても、死亡補償や貯蓄部分と医療保険を分けて加入した方が、今後予期せぬ事態で保険を解約しなければならなくなった場合でも、全ての補償が無くなってしまうこともありません。また医療保険は昨年あたりから、低価で魅力ある特約付きの保険の発売が相次ぎ、死亡、貯蓄保険と分けて加入したほうが有利な部分も多いようです。


 そこで、この医療保険について考えてみましょう。入院限度日数1000日、1入院限度日数365日、入院日額5,000円、加入年齢40歳で終身型を選んだ場合、解約返戻金有りタイプは全期払(解約か被保険者が死亡するまで保険料を払い込む)で約4,500円、解約返戻金なしの掛捨てタイプで約3,500円。70歳払込終了タイプだと約6,000円(解約返戻金有り)位が一般的のようです。また解約返戻率の高い70歳で解約した場合、今までに払った保険料合計と解約返戻金の差は全期払い約110万円、70歳払込タイプ約100万円となります。解約返戻金なしタイプだと払込総額は約130万円となります。

 払込方法のどれが得かはあまり大差がないといえますので詳しくは触れません。この条件で医療保険に加入した場合、入院日額5000円で支払限度日数1000日ということは、支払限度額は500万円ということになります。またこの場合、保険が終了ということになるので解約返戻金は発生しません。1入院365日という限度日数と最近の医療技術の進歩、さらには今後の医療制度の展望から入院の日数は短くなる傾向にあると言われている中で、1000日入院することも考え難いのが現状です。

 500万円の保障を得る為に、100万~200万円の負担をするという事が保険の主旨に合っていないように思います。しかし、今の医療保険の多くは前記の保険料に特約保険料をプラスすれば、高度先進医療費、付添看護費、ガン特約、成人病特約など費用対効果で見ても魅力的と言える保障が得られます。主になる部分は保険に頼らなくてもなんとかなる部分だということを理解したうえで、加入を検討してみると結構良い設計の医療保険になるかもしれません。