
ゴルフコースも例外ではない。そのイングランドの中でも、特に異色な地域が北のヨークシャーである。
ヨークシャーにはロンドン近郊の一流コースと肩を並べる名門コースが何個もあるが、ここで紹介するギャントンは、この地域でひときわ目立ったすばらしいコースである。常にロンドンのサニングデールのオールドコース、リンカーンシャーのウッドホール・スパー、ノッティンガムシャーのホリンウェルとイングランド内陸コース第一位の座を争っている。
19世紀の終わりごろ、当時の名設計家トム・ダンの設計でスタートしたが、その後8名の名だたる設計家とプロ・ゴルファーによって改造が繰り返され、現在に至っている。
その中でも、しばらくの期間ここをホームコースとして活躍し、全英オープンを6回制したハリー・バードンの名前は有名である。彼は、1889年、当時スコットランドのプロの中で最も名をはせた、全英オープンも2回優勝のウィリー・パーク・ジュニアーと高額賞金をかけてマッチを行った。
コースはパークのホームコース、スコットランドのリンクス・ノース・ベリックとこのギャントンであったが、バードンの一方的な勝利となった。このマッチはゴルフ史に残る有名な勝負であった。
ギャントンはこのハリー・バードンと切り離しては語れない。また、初夏に黄色い花をつけるゴースは、このコースの名物でもある。


































