32 ガーディン・シィティーGC

更新日:2008/02/20

32 ガーディン・シィティーGC
 ニューヨークのマンハッタン島から東へ延びているロング・アイランドの中央に位置するガーディン・シィティーは19世紀の後半にアレキサンダー・スチュアートによって開発された街である。


有名な高級ホテル、ガーディン・シィティー・ホテルを中心とした高級住宅街で、イギリス的な雰囲気を漂わせている。ここに1898年にデブルー・エメットの設計で造られたこのコースは当初の設計者より、終生このコースの改造を続けたウォルター・トラビスの名前と強く結びついている。元来、オーストラリアからの帰化人であるトラビスは35歳からこのコースでゴルフを始め、その2年後の1900年には全米アマに優勝している。その後、1901年、1903年と合計3回の全米アマに加え、特筆すべきはアメリカ人として最初に成し遂げた1904年の全英アマ制覇であった。

 当時、アメリカはゴルフの後進国であり、ゴルフ発祥の英国での全英アマ優勝はアメリカゴルフ界の夢であった。体力のないトラビスを優勝へ導いたのは彼のパットの技術であった。それを表すように、このコースの練習グリーンには、標準より小さなホールが切ってあり、トラビスが練習に使用したその伝統を今も維持し続けている。また、この練習グリーンが最終18番グリーンと続いている。これもこのコースの特徴の一つである。

 コースはイギリス風で、周りに大木は多数あるが、コースの中は多くのマウンドとバンカーがハザードを形作り、大きな樹木は存在せず、リンクス風の古典的な風情である。写真は18番ティーからグリーンを望むもので、手前の池はガーディン・シィティー建設に使用された石材や砂利を掘り出した跡地である。