
東へ移動すると、歴史的に有名なマッスルバラ・リンクス、ガランヒルを中心とした3コース、その隣には権威あるミュアフィールドのリンクスと続く。旧い城下町のダールトンを挟んだ反対側には、これも有名なノースベリックGCのウェスト・リンクスが横たわる。そしてフォース湾の北岸にはランディン、レーベンそして東端にはこれも歴史の旧さを誇るクレイルのリンクスと続いている。
このように歴史的に由緒ある地域の中央に位置しているのが、ザ・ゴルフハウス・クラブのホームコース“イーリー”のリンクスである。この場所ではスコットランドで最初にゴルフ禁止令の出された1457年以前からゴルフが行われていたと云われている。その旧さを証明するドキュメントは家事で喪失した為存在しないが、この一帯の旧いクラブでは同様の話である。1745年の「ジャコバイツ」によるクーデターが失敗した後は、ロンドンのジョージ・世の政権による取締りが厳しく、いずれのゴルフクラブでも政治的な集団の疑いをかけられるのを怖れて、旧い書類は全て焼却してしまったのである。
ところで、このイーリーではたくさんの強いゴルファーを輩出している。20世紀初めにハリー・バードン、J.H.テイラーと並んで「トライアンビレート」と云われた全英オープン5回制覇のジェームス・ブレイドが最も知られている。この他、ブレイドのいとこのダグラス・ローランドは全英アマに8回、全英オープンに1回優勝したロイヤル・リバプールGCのジョン・ボールの天敵とされていた。更に、シンプソン6人兄弟の長男ジャックは1884年の全英オープン優勝者でもある。
コースは人工的な手がほとんど加えられていない素晴らしい天然のリンクスである。写真はその3番ショート・ホール。

























