
それがスコットランドの場合は更にその傾向が強く、名コースは全英オープンの会場に使用されたものが代表されるようにすべてがリンクスコースと云ってよい。
そんな中でひときわ目立つ例外的な存在が、このロックロモンドのコースである。場所は西海岸に近いグラスゴーの北に位置し、有名なロモンド湖に面した絶景の地に造られている。コースのタイプはリンクスでもヒースランド・コースでもない。パークランドコースである。しかも、1994年と新しい時代に開場したこのコースの設計者はアメリカ人プロゴルファーのトム・ワイスコフで、設計パートナーであるジェイ・モーリッシュとの共同作品である。ワイスコフはジャック・ニクラウスと同じオハイオ州立大出身の強いゴルファーであったが、不思議とメジャーには勝てなかった。唯一の勝利が、このコースから少し南へ下ったロイヤル・トゥルーンGCで1973年に開催された全英オープンであった。そのことから、このコース設計には特別な思い入れがあったとされている。
コースはロモンド湖に面してスコットランドでは珍しいアメリカン・スタイルの近代的な設計である。
初夏のシーズンには大木の石楠花が美しい花をつけ別世界の様相をかもし出す。オープンして間もなくアメリカの『ゴルフ・マガジン』誌でベスト100コースにランクされ、その値の良さが評価されている。写真は9番ホールのグリーンよりフェアウェイを望む。遠方の山脈がスコットランド西部独特の雰囲気をかもし出している。ドとグリーンの起伏でなかなか手強いが、美しいコースである。


































