52 ロイヤル・モントローズ・ゴルフクラブ

更新日:2008/06/01

イヤル・モントローズ・ゴルフクラブ
 モントローズはスコットランド北部の都市アバディーンの南で、ゴルフの街カーヌスティの北に位置している。この海岸にあるリンクスの地ではゴルフは16世紀からプレーされていたと云われている。


その証拠は、1556年産まれで15歳のときセント・アンドリュース大学に留学したジェームス・メルビルの日記に書かれた事実である。メルビルは6歳の頃から、このモントローズでゴルフを教えられたとされる。これは、ゴルフ史上で最初の女性ゴルファーとされているメアリー・スコットランド女王のゴルフ記録よりもかなり以前の時期である。

 モントローズのゴルフクラブが組織化されたのは1810年となっているが、これはスコットランドのクラブの中では古い順に見ても、10番目以内に入る。1810年の設立は、この年にゴルフに使用されていたリンクスに学校建設の話が持ち上がり、これに反対するゴルファーの組織があったことが理由とされる。しかし、同様な組織的な活動は街からリンクスの一部を借地にしていた農民がゴルフコースの一部を掘り起こし、これにゴルファーの一団が対抗して訴訟となり勝訴した記録があるので、ゴルフクラブは既にその時点で存在していたともみなされている。

 コースは南のマッスルバラが5ホールしかなかった頃、ここはその5倍の25ホールからなっていた。1866年には「オープン・チャンピオンシップ」の名の下にトーナメントが開催され、全英オープン初代優勝者のウイリー・パーク、後に全英オープンで三連勝をしたジェーミー・アンダーソン、前年の全英オープン覇者アンドリュー・ヤーカルディー等が参加した。優勝者はグラスゴンからやって来たT.ドールマンであった。

 現在の18ホールのチャンピオンシップ・コースはオールド・トム・モリス設計のものを1903年に全英オープンを二度制したウィリー・パーク・ジュニアが改造したものである。1967年と1970年にはスコティッシュ・プロ選手権が、そして1975年にはスコティッシュ・アマ選手権が開催されている。熱心なゴルファーなら一度はプレーすべき名コースとされている。