59 スコッツクレイグ・ゴルフクラブ

更新日:2008/06/29

スコッツクレイグ・ゴルフクラブ
 ゴルフの聖都セント・アンドリュースから北へ10マイル離れたテイポートにあるスコッツクレイグ・ゴルフクラブは、1817年に設立されたものである。この設立時点でゴルフクラブは全部で12個しか存在せず、何と運の悪い“13番目のクラブ”として誕生した。


その悪運のジンクスにめげず、設立から17年目のクラブ選手杯は、ホームコースを離れてセント・アンドリュースのオールドコースで行われることとなった。この年1834年は、たまたまセント・アンドリュースのクラブがウイリアム4世より“ロイヤル・アンド・エインシェント”の称号を与えられた記念すべき年であったが、スコッツクレイグではホームコースにすきが入り、耕作地に姿を変えた致命的な年となったのである。以後、メンバーはクラブ競技の全てを北のカーヌスティーのコースを借用して行った。

 このクラブではユニフォームについて厳しい規則を持っていた。当事の記述によれば、プレー用が赤のコートにグリーンの襟、室内のディナー用がグリーンのコートに黒めのダブルで、クラブロゴがプレー用は左胸につけるバッジに、ディナー用はボタンに掘り込まれていた。着用を怠った場合はホートワイン2本の罰であったと云う。

 その53年後の1887年、有名なセント・アンドリュースのメンバーであったメイトランド・ダゴール将軍が中心となって元に地にコースを再現してクラブを復活させた。そして、近隣のニューポート・ゴルフクラブと合併してメンバー数を拡大し、1896年には念願のクラブハウスも新築され、スコッツクレイブは発展の起動に乗って走り出した。

 現存するコースは全英オープンを5回制覇したジェームス・ブレイドが改造したもので、魅力のある18ホールである。一番ホールはダゴール将軍の栄を称えて“ジ・アドミラル”と呼ばれている。写真は7番ホールのフェアウェイ。