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更新日:2008/07/10

ブローラ・ゴルフクラブ
 スコットランド最北の名リンクスはロイヤル・ドーノック・ゴルフクラブと信じられている。しかし、ドーノックからさらに北へ動いた海岸に、北海に面してこのブローラ・ゴルフクラブのリンクスが横たわっている。完全に自然な地形そのままがゴルフコースとなった感じのする典型的な古典的リンクスと云ってよい。パッティング・グリーンは針金の策で守られているから安心であるが、コースの至る所に牛と羊が放牧されており、時々プレーに絡んでくる。スコットランド北部ハイランド特有の牧歌的な雰囲気をかもし出すユニークなコースである。

 コースの原形は1891年にセント・アンドリュースからオールド・トム・モリスを呼んで造ってもらったもの。その後、1920年代にロンドン郊外のウォールトン・ヒース・ゴルフクラブに所属していたジェームス・ブレイドを招いて、必要な改造を伴うコースの近代化を行った。ブレイドは1900年代に10年間で5回全英オープンのタイトルを獲った歴史に名を残す名ゴルファーである。彼はブローラの要請を受け、汽車ではるばるこの最北の地へ赴いた。クラブメンバーのA.W.サザーランドを伴ってコースを一周し、必要な改造の指示を与えると次の汽車でロンドンへとんぼ返りで戻ったという。フィーは当時の金で25ポンドと必要経費であったそうであるが、今となっては、ブローラが投じた最も効果の大きい資金投入であったと喜ばれている。

 この地域はゴルフのほか、魚釣りと「クライネリッシュ・モルト」が魅力で、スコットランド北部のゴルフツアーには欠かせない訪問すべきコースの一つとされている。北の中心地インバネスからは約1時間のドライブである。