71 セント・アンドリュース(デュークス・コース)

更新日:2008/08/20

セント・アンドリュース(デュークス・コース)
 セント・アンドリュースはゴルフの聖都であり、コースは全て海岸のリンクスに造られたものと理解されているのが普通である。最も古いオールド・コースから始まって、ニュー・コース、ジュビリー、エデン、ストラスタイラムと全てリンクス・コースばかりである。しかし、1995年に建設されたデュークス・コースはこれら伝統的なコースとは一味違っている。
 オールド・コースに隣接する5つ星ホテルのオールド・コース・ホテルが所有するもので、セント・アンドリュース湾を見渡す小高い丘の上に位置した内陸コースである。

 設計者は全英オープンを5回制したオーストラリア人のピーター・トムソンである。この5回制覇の2回目はセント・アンドリュースのオールド・コースで果たしたものであって、このゴルフの聖都には小さからぬ縁があるゴルファーである。7,171ヤードの距離はスコットランドの内陸コースでは一番長い。デザインはリンクス風で、グリーンの前方はランニング・アプローチが可能なように全て開けている。ラフは深く、ここでは1697年に刺客によって娘と共に命を絶たれたセント・アンドリュースの司教ジェームス・シャープの幽霊に出会った話もある。玉探しは程々で終わらせた方が良い。

 グリーン面のアンデュレーションは極めて微妙でしかも早い。アメリカの一流プロといえども、普通のアメリカ式のロブ・ショットでは追い風の中ではグリーン上に止めるのも難しいとされている。正に丘の上に造られたリンクス・コースと云ってよいであろう。