どんな無線機が適しているの?
農業・林業・牧場・漁業・水産業などの業務では、使用する環境や用途が様々であるため、それぞれの環境での使用に適した無線機を選ぶことが重要です。
適した無線機を使用することで、業務効率の向上につながります。
作業をしながらの通話が多い場合は、ハンズフリー同時通話やBluetooth接続が可能な機器、長距離間の通信が必要な場合は、デジタル簡易無線やIP無線機が適しています。また、屋外での使用が主となる場合は、水やほこりに強い機種かどうかにも注意が必要です。
長時間装着したまま業務に従事する場合は、負担が少ないように薄型軽量の製品を選ぶのもおすすめです。
使用するシチュエーションや使用方法に応じて、最適な無線機を選びましょう。
無線機選びのポイントや注意点は?
使用場所や業務内容によって必要な機能や特徴は異なります。
農業では産業用ヘリやドローンでの農薬散布の際に、オペレーター同士の連携を取るために無線機を使用することが多くあります。
その場合には、通信距離300m程度で、2~3人までのハンズフリー同時通話可能な無線機がおすすめです。
林業では、伐採作業の際はハンズフリー同時通話ができるBluetooth対応無線機、運搬作業時には通信距離の長いデジタル簡易無線免許局・登録局、IP無線機などがおすすめです。
牧場では、広い敷地でも使えるデジタル簡易無線やIP無線機、海上・漁船・水先案内人など、漁業や水産業において、排他的経済水域内の海洋上で使用する場合は、国際VHF無線機やデジタル簡易無線登録局が、障害物がない海洋上であれば5km以上の通信距離が確保できるためおすすめです。
船舶に設置できる据置型と持ち運びできる携帯型の2種類がありますので、業務内容に応じて、最適な機種を選びましょう。
一般的には出力の強いデジタル簡易無線や国際VHF無線機のほうが、電波の飛びが良く、通信距離が長くなります。
しかし、デジタル簡易無線免許局や国際VHF無線機は、使用するために免許や資格が必要となるため、導入してから実際に使用ができるようになるまで、1ヶ月~数箇月かかる場合があります。
デジタル簡易無線登録局は簡単な手続のみで使用できますが、より早く簡単に無線機を使用したい場合は、ハンズフリー同時通話ができるBluetooth対応無線機やIP無線機など、免許・手続不要の無線機を御検討ください。
事前の無料お試しも承っておりますので、実際に使ってみて、通信距離や使い勝手を確認した上で導入するのがおすすめです。