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無線機の基本的な使い方を解説
目次
「トランシーバーの使い方がよく分からない」
「通話ボタンを押しても相手に声が届かない」
初めて無線機(トランシーバー)を手にしたとき、携帯電話とは異なる独特の操作に戸惑う方は少なくありません。
無線機は、ボタンを押すタイミングや話し方のコツを知らないと、スムーズな通信ができないだけでなく、大事な情報を伝えそびれてしまう可能性があります。
初めての方や、導入前の基礎知識については、以下のページも参考にしてください。
初めての方へ
本記事では、無線機の基本的な操作手順から、プロが行う応用的な通信方法までを分かりやすく解説します。
無線機を使う前に必要な準備
無線機を受け取ったら、いきなり話し始めるのではなく、まずは通信ができる状態にセッティングする必要があります。
1. 電源を入れて音量を調整する
多くの機種では、本体上部の「音量つまみ」が電源スイッチを兼ねています。
つまみを右に回すと「カチッ」と音がして電源が入り、さらに回すと音量が大きくなります。
現場は騒音が多い場合があるため、テスト通信を行いながら、聞き取りやすい音量に調整しておきましょう。
2. チャンネルを合わせる
無線機は、同じ周波数(チャンネル)に合わせた相手としか通信できません。
チーム全員で「今日は1チャンネルを使います」と決め、本体のチャンネルつまみやボタン操作で数字を合わせます。
もし通信できない場合は、自分か相手のチャンネル設定が間違っている可能性が高いです。
無線機で話をするときの基本的な手順
準備ができたら、実際に通信を行ってみましょう。
無線機での会話には、携帯電話とは違う「お作法」があります。
自分が話すときの手順
- 送信ボタン(PTT)を押す:本体側面にある大きなボタンを指で押します。
- 一呼吸おいてから話す:ボタンを押した直後は電波が安定しないことがあります。「ワンテンポ待ってから」話し始めると、頭の言葉が切れずに伝わります。
- 名乗ってから用件を言う:「こちら佐藤です。田中さん聞こえますか?」のように、誰から誰への連絡かを明確にします。
- 最後に「どうぞ」と言う:自分が話し終わったことを相手に伝える合図です。
- 送信ボタンを離す:指を離すと受信状態に戻ります。
相手の話を聞くとき
相手が話している間は、こちらの操作は不要です。
重要なのは、「相手が話し終わるまで送信ボタンを押さないこと」です。
無線機(交互通話方式)は、誰かが話している間は他の人が話すことができません。相手の「どうぞ」という合図を聞いてから、返答するようにしましょう。
無線機で行える通話の方式
無線機の通話スタイルには、大きく分けて3つの種類があります。
使用する機種や設定によって異なりますので、現場に合わせた方式を選びましょう。
1. 交互通話(単信)
最も一般的な方式です。「話す」か「聞く」かのどちらか一方しか行えません。
トランシーバーと言えばこの方式を指すことがほとんどです。
2. 同時通話(複信)
携帯電話のように、お互いが同時に話せる方式です。
クレーン操作の誘導など、一瞬のタイミングが重要な現場で使われます。
多人数同時通話型無線システムの製品一覧
3. 一斉同報通信
一人が話した内容が、チャンネルを合わせている全員に聞こえる方式です。
全体への指示出しや情報共有に最適です。
送信機2台と受信機1台でミキシング通信する方法
ここからは少し応用編です。
「ミキシング通信」とは、複数の音声を混ぜて(ミックスして)受信機に届ける方法です。
例えば、「外国語の講演音声」と「通訳者の日本語音声」を同時に聞きたい場合などに使われます。
簡易同時通訳システムの構築手順
- 講演者のマイク音声を、送信機A(親機)に入力します。
- 通訳者は、送信機B(子機)を使って日本語訳を話します。
- この2つの送信機を「ミキシングケーブル」等の専用機器で接続、またはミキシング機能付きの親機を使用します。
- 聴衆が持つ受信機からは、講演者の声(背景音)と通訳者の声がミックスされて聞こえます。
このような複雑な運用が必要な場合は、機材の選定や接続が難しいため、プロに相談することをおすすめします。
無線ガイドシステム
正常に通信できない場合の原因と対処法
「声が届かない」「雑音が入る」といったトラブルが起きた際は、以下のポイントをチェックしてください。
1. 距離や遮蔽物の影響
電波が届かない場所にいる可能性があります。
特定小電力トランシーバーなら見通しが良くても数百メートル、建物内ならワンフロアが限界です。
届かない場合は、中継器を使うか、より出力の高い機種に変更する必要があります。
無線中継器の製品一覧
2. 混信している
知らない人の声が聞こえる場合は「混信」しています。
チャンネルを変更するか、グループコード(トーン)設定を行って、関係ない通信をシャットアウトしましょう。
3. アクセサリの断線・接触不良
イヤホンマイクの根元が断線していたり、プラグが奥まで刺さっていなかったりするケースが非常に多いです。
予備のマイクに交換して改善するか確認してください。
無線機・トランシーバー・
インカム用のアクセサリ
まとめ
無線機の使い方は、「ボタンを押して話す」「離して聞く」が基本です。
これに加えて、「ワンテンポ待ってから話す」「話し終わりに『どうぞ』をつける」といったコツを覚えるだけで、現場でのコミュニケーションは格段にスムーズになります。
また、ミキシング通信のような高度な使い方も可能です。
「こんな使い方はできる?」といったご質問や、機種選びのご相談は、エクセリまでお気軽にお問い合わせください。















