船上通信用無線機

船上通信用無線機とは

船上通信用無線機とは、電波法施行規則第2条第40項第3号および第13条第3項第3号に基づき、操船や荷役、その他の船舶の運航上必要な作業の通信、緊急時の救助や訓練、引き船と被曳船との通信、さらには船舶を接岸・係留させる際に船舶と桟橋などの間で行う通信を目的とした無線機です。

これらの無線機は、船上での作業が効率的かつ確実に、安全に行えるよう設計されています。

また、天候の影響が大きい船上環境でも使用できるよう、堅牢性や高い防水性能を備えていることが特長です。

どんな人や業種におすすめか

船上通信用無線機は、堅牢性を考慮した設計により、防水・防塵性能や過酷な環境に耐えられる構造を持っているため、天候の影響が大きい船上でも安心して使用できる無線機です。

そのため、船舶の操船や荷役作業、水先案内人、タグボートのオペレーター、さらには港湾施設や他の船舶との連絡を必要とする業務に従事されている方におすすめです。

また、緊急時の通信にも対応しているため、安全性が求められる環境下での利用にも適しています。

利用にあたっては、無線局免許の申請が必要であり、最低でも第三級海上特殊無線技士以上の無線従事者資格が求められます。

通信は免許人内で行うことが基本ですが、業務上必要な場合には他の事業者との通信も可能です。

船上通信用無線機は、船舶関連の業務に従事する多くの方々に適しており、効率的かつ安全な作業をサポートします。

製品の選定や免許申請についてのご不明点がございましたら、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。

ご利用上の注意点

船上通信用無線機の使用可能範囲は、免許人の事業区域（港湾および桟橋や埠頭といった港湾施設）に限定されています。

また、使用用途も電波法施行規則にて明確に定められており、操船や荷役作業、その他船舶の運航上必要な作業の通信、緊急時の救助や訓練、引き船と被曳船との通信、さらに船舶を接岸・係留させる際に船舶と桟橋などの間で行う通信に限られています。

これ以外の用途や事業区域外での通信はできませんのでご注意ください。

また、船上通信用無線機の使用には、無線局免許の申請が必要であり、最低でも第三級海上特殊無線技士以上の無線従事者資格が求められます。

無線従事者資格を持たない方が無線機を操作する場合は、必ず有資格者の監督のもとで行う必要があります。

これに違反し、無資格者が監督なしで無線機を操作した場合は、電波法に基づき罰則の対象となりますので、十分ご注意ください。

船上通信用無線機に関するよくある質問