DT-831D

DT-831Dは、高効率なスイッチング方式を採用した、小型・軽量設計の高性能DC-DCコンバーターです。 大型液晶表示を搭載しており、入力電圧、出力電圧、出力電流に加え、各種動作状態を一画面で確認することができます。 スイッチング方式特有のノイズが気になる無線機用途においても、ノイズオフセット機能を搭載しているため、通信への影響を抑えた安定した運用が可能です。 大型貨物車などのDC24Vバッテリーから、無線機に適したDC13.8Vの安定した電源を供給でき、DC13.8V定格の機器を効率よく使用できます。 また、万一出力側に異常な高電圧が発生した場合には、内部リレーにより入力電源を即座に遮断し、接続機器を保護する安全回路を搭載しています。 さらに、カーオーディオのメモリー保持やイルミネーション用の専用電源出力、イグニッションキーと連動した電源制御機能など、車載機器の用途に応じた柔軟な電源供給が可能です。

DT-831Dを電源スイッチで操作して使用する場合は、まず本機の電源スイッチがOFFになっていることを確認してください。 次に、入力コードの赤線をバッテリーのプラス極へ、黒線をバッテリーのマイナス極へ直接接続します。車体のボディアースではなく、必ずバッテリーのマイナス極に確実に接地してください。 配線が完了したら、本機の電源スイッチでON/OFF操作を行います。 無線機やブースターなどの接続機器については、マイナス側の配線を本機の出力端子(黒)へ、プラス側の配線を出力端子(赤)へ接続してください。接続の際は、市販の圧着端子などを使用し、確実に固定することをおすすめします。

車のイグニッションキーに連動させて使用する場合も、最初に本機の電源スイッチがOFFであることを確認します。 入力コードの赤線をバッテリーのプラス極、黒線をバッテリーのマイナス極に直接接続し、こちらも必ずバッテリーのマイナス極へ確実に接地してください。 次に、付属の中継線(青色・約10cm、両側端子付き)を使用して、本機のMEMORY端子とREMOTE端子を接続します。 さらに、付属の青線(約1.5m)をIGNITION端子に接続し、車両側のACC線(イグニッションキーに連動する電源)へ接続してください。 この使用方法では、本機の電源スイッチをONの状態にしておくことで、車のイグニッションキーのON/OFFに合わせてDT-831Dの電源も自動的に連動します。 無線機やブースターなどの接続は、電源スイッチ操作時と同様に、マイナス線を出力端子(黒)、プラス線を出力端子(赤)へ確実に接続してください。