WD-T300

セルステーションWD-T300は、電波の届きやすい場所に設置することが重要です。金属板の上や金属に触れる位置、空調設備などの動力機器の近く、物陰や低い位置などは避けてください。これらの場所に設置すると、通話にノイズが入ったり、通信が不安定になる場合があります。 また、ワイヤレストランシーバーWD-WT20を含むシステムでは、マスターセルステーションをメインコントローラーの近くに設置してください。距離が離れすぎると電波が弱くなり、子機の登録ができない場合があります。 防水性能はIPX3相当のため、直接雨がかからない軒下であれば設置可能です。ただし、必ず壁面に取り付けてください。雨がかかる可能性がある場所に設置する場合は、プラボックスなどに収納し、背面ゴムカバー部分の防水処理を行ってください。

システム内に設置するセルステーションWD-T300のうち、1台だけをマスターセルステーションとして設定します。複数台をマスターに設定したり、マスターが存在しない場合は、システムが正常に動作しません。 設定は、WD-T300前面の設定スイッチカバーを開け、スイッチ4を「ON」にするだけで完了です。設定後はカバーを元に戻してください。

まず、WD-T300から取付プレートを外し、そのプレートをねじで壁または天井に固定します。続いて、背面のゴムカバーを開け、ケーブルを通してLINE端子に接続し、ゴムカバーを元に戻してケーブルを溝にはめ込みます。落下防止ワイヤーを取付プレートのフックにかけ、本体をスライドさせてロックレバーが固定されるまで押し込めば設置完了です。 アンテナの設置方向は、天井取付の場合は床に対して垂直に、壁面取付の場合は正面方向へ20～30度ほど角度をつけると、電波がより広く届きやすくなります。