レシーバー (受信機)

レシーバー (受信機)とは

レシーバー（受信機）とは、送信機能を持たない受信専用の無線機のことを指します。

トランスミッター（送信機）から発せられたデータ（電波や音声など）を受信する機能のみを有し、一般的には9kHz〜3700MHz程度までの周波数帯で、アナログおよびデジタルの音声を受信可能です。

レシーバーは、AM・FMラジオやテレビ音声の受信はもちろん、エアバンド（航空無線）、消防・救急無線、アマチュア無線、船舶通信、鉄道無線など、幅広い通信の受信に対応しています。

ただし、機種によって受信できる周波数帯や対応する通信方式は異なるため、使用目的に合わせた機種選びが重要です。

レシーバー（受信機）は無線機と違って送信機能がないため、免許や資格は不要で、誰でも利用可能ですが、受信した内容を第三者に漏らしたり、無断で使用することは電波法で禁止されています。

法令を遵守し、正しい使い方を心がけてご利用ください。

どんな人や業種におすすめか

レシーバー（受信機）は、アマチュア無線、デジタル簡易無線、公共業務用無線、一般業務用無線、簡易業務用無線、特定小電力無線、AM方式のVHF・UHF航空無線、盗聴器発見用のFM方式など、幅広い用途に利用されています。

そのため、趣味としての無線受信をはじめ、消防、鉄道、航空、マリン（船舶通信） などの分野での情報収集や業務連絡の補助として特におすすめです。

また、セキュリティ業務において、無線機の電波状況の把握や盗聴器の有無の調査などでの利用にも適しています。

ただし、消防無線や警察を含む捜査機関の無線など、一部のデジタル化された業務通信は、暗号化や専用プロトコルによって保護されているため、許可された限られた人しか受信できません。

また、これらの暗号化通信を不正に傍受したり、内容を第三者に漏らすことは電波法で禁止されているため、法令を遵守した正しい利用が肝要です。

ご利用上の注意点

受信したい周波数により、対応する機種が異なるため、レシーバー（受信機）を購入する際は、事前に希望の周波数帯に対応している機種かどうかを確認することが必要です。

また、日本国内の警察、消防、救急など、秘匿性が伴う業務通信は暗号化されているため、許可なく聞くことはできません。これらの通信を不正に傍受したり、内容を第三者に漏らすことは、電波法に違反する行為であり、重い罰則が科せられる可能性もあります。

電波法により定められた使用方法を逸脱した利用は処罰の対象となりますので、必ず法令を遵守し、正しい方法で使用してください。

レシーバーは正しく利用すれば、趣味や業務において、非常に有用なツールとなります。

安心・安全に活用するためにも、法規制や対応周波数を十分に理解した上でご利用ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。

レシーバー (受信機)に関するよくある質問